intellij IDEAを用いたGluon Mobileのセットアップ方法(忘備録)

Gluon Mobileとは

Gluon MobileとはJavaを用いて単一コードでandroidとiOS用のアプリを開発することを可能にする仕組みです。 Gluon Mobile公式サイト(英語で書かれています) JavaFXをベースにしており、Javaを使うだけでandroid,iPhone,デスクトップアプリを作れるような気がします。

目標

今回はwindows上で環境構築をし、android端末とwindowsにアプリをインストールできることを目標にしていきます。 基本的にはGluon Mobile Documentの「2.4.The Gluon Plugin for IntelliJ IDEA」(IntelliJ IDEAでの各手順)を参考にして書いていきます

必要なものをインストールする

IntelliJ IDEAの設定

IDEAを開き、「File」-「Setting」で設定画面を開き、Plugin項目を開く。
右画面下の「Browse repository」ボタンを押し、「Gluon」で検索をかけ、プラグインをインストール。同様に「Execute Gradle Task」プラグインもインストール。
IDEAを再起動し、「File」-「New」-「Project」を開くと左側の項目(Java とかStatic Webとか並んでいるとこ)に「Gluon」の項目があるので「Gluon-simple View Project」を開く。

▲Gluonプロジェクトを新規作成する

JavaSDKを選択する画面になるのでnewをクリックし、JDKをインストールした先のフォルダを選択する。(例:C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_131)
そのまま次へ進み「finish」ボタンを押すとProjectが生成される。
画面が更新され下記のような画面が現れるので一番上のGradle Prijectの項目を「~\GluonMoblie-SingleViewProject\build.gradle」に設定し、OKを押す

▲Import Prject from Gradle 設定

実行

IDEAメニューの「View」-「Tool Windows」から「Gradle」を選択する(もし存在しない場合はExecute Gradle Taskプラグインがインストールされているか確認する)

PC上での実行


右に「Gradle Projects」ウインドウが開くので「Tasks」-「application」-「run」をダブルクリックする。
するとPC上でアプリが起動する

Androidにインストールする

左のプロジェクトマネージャーからbuild.gradleを開き、下記のように「compileSdkVersion='26'」を追記する

▲build.gradleの設定

Android端末をデバックモードで接続し、右の「Gradle Projects」ウインドウから「Tasks」-「other」-「androidInstall」をダブルクリックする。
するとAndroid端末にアプリがインストールされるので端末のアプリ一覧から開く

デスクトップ配布用のJARファイルを作成する

作成されたサンプルプロジェクトにはmain関数がないので「GluonApplication.java」に手動で追記する。
▲GluonApplication.java

「File」-「Project Stracture」を開き、左の項目「Artifacts」を選び+ボタンをクリックし「JAR」-「From modules with dependencies」を選択する




Main Classを登録し、OKを2回押して設定画面を閉じる
IDEAメニューから「Build」-「Build Aritifacts」を選び、Action項目のbuildをクリック。
GluonMobile-SingleViewProject\out\artifacts\GluonMobile_SingleViewProjec_jarフォルダにJARファイルが生成される。
ただし、このままでは実行できないのでメインマニフェストを書き換える必要がある。
7-zipソフトを用いてjarファイルを開き「META_INFフォルダ」を開き「MANIFEST.MF」ファイルを編集する MANIFEST.MFファイルを次のように書き換える
Manifest-Version: 1.0
Main-Class: com.gluonapplication.GluonApplication


最後の空白行を忘れないこと(合計3行になります)
変更を保存し、書庫を更新するとJARファイルを実行できるようになります。

最後に

ここまでの長い手順を踏まれた皆様お疲れさまでした。
間違っている点、わからない点がありましたら[kamelong.devアッとgmail.com]にて対応いたします。
カメロング


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